マイクロスコープを使用した精密根管治療

当院では、できるだけ患者さまの歯を抜かずに保存するために「マイクロスコープ」を使用して、より精密な根管治療を行っています。

根管治療とは?

根管治療

根管治療とは、歯の内部にある細菌に感染した神経や血管・歯質などを除去し、できる限り無菌状態にして歯を残す治療です。「神経を取る治療」と説明されることもあります。

歯の内部の組織(歯髄)に細菌が感染すると、「ズキズキ」と激しい痛みが発生し、歯ぐきが腫れて膿が溜まっているのが目に見えてわかることもあります。

そこで、細菌に感染した神経や血管、歯質を取り、痛みの原因を排除する根管治療を行います。ただし、すべての感染部分を1度で取りきるのは困難で、数回通院していただくケースもあります。

根管治療の種類

①抜髄(ばつずい)根管治療

健康な天然歯が細菌に感染し、歯髄まで感染部分が広がると、我慢できないほどの強い痛みが発生します。この場合は、歯の神経を取り除く「抜髄根管治療」を行います。

②感染根管治療

歯髄の細菌感染を放置しておくと、歯の根っこまで感染が広がり膿がたまる「根尖性歯周炎」に進行します。神経がない歯でも起こるリスクがある病気です。この場合は、歯の内部に詰めた薬を取り除き再治療を行います。

当院の精密根管治療

当院ではより精密に根管治療を行うために3つの対策があります。※歯の症状や部位により使用の有無は異なります。

マイクロスコープ

マイクロスコープ

抜髄根管は85%、未治療の感染根管は80%、再治療の感染根管は56%の成功率と報告されています。(出典:日本歯内療法学会雑誌_歯内療法の現状と新たな提案より)

当院では根管治療の成功率を上げるため、マイクロスコープによる精密根管治療を行い成功率を高めています。

肉眼では見ることのできない根の内部を、マイクロスコープにより、拡大し目で見て把握することができるため、細かな作業が可能になります。

その結果、より精密に根管治療ができて良好な予後が得られ、再発リスクも抑えられるのです。再発リスクを減らすことができれば、神経のない歯はもちろん、周りの神経のある歯を守ることにもつながります。

※マイクロスコープによる根管治療も保険治療ですのでご安心ください。
※前歯への治療は行っておりません。
※難治性の根管治療は、より専門的な医院へご紹介したします。

ニッケルチタンファイル

ニッケルチタンファイル

当院では、弾力性があり、歯の内部の形に沿って細部まで器具が行き届く「NiTi(ニッケルチタン)ファイル」を採用しています。

歯の内部は細くて湾曲がある複雑な構造をしています。一般的に使用するステンレス製のファイルよりも精密に治療することが可能です。

ラバーダム防湿

ラバーダム防湿
ラバーダムとクランプ

薄いゴムのシートをかぶせて、治療する歯だけがゴムから出た状態にします。

治療する歯に唾液が入り込むのを防ぐ処置をラバーダム防湿と呼びます。再感染や誤嚥のリスクを低減させることができます。

根管治療の流れ

根管治療の治療期間は、早くて2週間くらいですが、重度の場合は3ヶ月以上かかることもあります。患者さまによっては半年~1年にもおよぶこともあります。根管治療の後は、最終的には被せ物を装着するため、一般的にはトータルで通常1~3ヶ月くらいは歯科医院に通院する必要があります。ここからは根管治療の基本的な流れをみていきましょう。

カウンセリング

カウンセリング

当院は日本一分かりやすい歯医者さんを目指しており、患者さまのお悩みに寄り添い、いきなり治療は行わずにしっかりと時間を確保して説明をさせていただきます。

痛みの箇所や希望の治療、全身の健康状態などを詳しく伺い治療計画に役立てます。

精密検査

歯科用CT

口腔内を視診することはもちろん、レントゲン撮影や必要に応じて歯科用CTの撮影を行います。

歯科用CTでは、歯や顎の状態、血管や神経の位置関係を立体的に確認することができます。

歯根の形を精密に把握することで、より精密な治療を提供することを可能にします。

治療計画の決定

治療計画

カウンセリングや精密検査をもとに、患者さまに合う治療計画を立案・提案いたします。

治療計画にご同意いただけましたら治療に移行します。

ラバーダム防湿と歯の切削

ラバーダム

当院では治療する歯にラバーダム防湿を行います。治療する歯を削り感染部分を取り除きます。

痛みを抑えるために局所麻酔を行いますのでご安心ください。

神経の除去

マイクロスコープ

歯の内部に細菌感染が進行している場合は根管治療を行います。

NiTiファイルで感染部分を除去します。

マイクロスコープで視野を拡大して、より精密に治療を進めることも可能です。

内部を洗浄

内部洗浄

歯の内部を洗浄してから、殺菌作用のある薬をつめて仮蓋をします。

※step⑤とstep⑥を少なくて2~3回くらい繰り返し、感染部分が除去されたことを確認できたらstep⑦に進みます。

根管充填

根管充填

被せていた仮蓋を除去して最終的な薬を入れます。

ただし、仮蓋が治療日までに取れた場合は、再感染のリスクがあるため早めにご連絡ください。

土台作り

土台作り

コアという材料で歯の土台を作成し、歯の形を整えます。

被せ物の作成・装着

被せ物

最終的な被せ物の型取りを行います。

被せ物の種類は、患者さまの歯の部位や予算に合わせてご提案させていただきます。

型取りから1~2週間程度で被せ物ができあがり、専用の接着剤で被せ物を接着したら治療は終了です。

定期検診へ移行

定期検診

根管治療を終えたら、再発リスクを軽減し、他の健康な歯を守るためにも定期検診にお越しいただくことが大切です。

当院では最新機器による歯のクリーニングも行っており、むし歯はもちろん歯周病の予防にも力をいれております。

ご予約・お問合せ

アキヨシ歯科

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