

当院では、奥歯の詰め物・被せ物をセラミックブロックから削り出せる審美システム「セレック(CEREC)」を導入しております。院内設置のスキャナーと加工機器で短期間でセラミックインレーやセラミッククラウンが完成します。
今まで歯科技工所で製作日数が数週間かかっていたセラミック歯が、1日で完成するドイツで生まれたこの技術は、近年日本国内においても「デジタル歯科」と呼ばれ、普及が進んでいます。
セレックで治療可能な審美治療の用途
セラミックインレー
(奥歯の小さな詰め物)
セラミックアンレー
(奥歯の広範囲の詰め物)
オールセラミッククラウン
(奥歯の被せ物)
こんなお悩み・症状の方へ
- 保険の銀歯の方
- 銀歯を白くやりなおしたい方
- 口を大きく開けたり笑ったりした時、銀歯が目立って気になる方
- 差し歯が取れた・抜けた・割れた方
- 奥歯の詰め物が割れた・取れた・欠けた方
- 白い奥歯の詰め物をご希望の方
- 金属アレルギーのある方、心配な方
- 短期間で歯の詰め物・被せ物(クラウン)を希望される方
- キレイでリーズナブルなセラミック治療をご希望させる方
- 治療費用を抑えて審美を受けたい方
削りだしの様子を院内でご覧いただけます


当院ではセレックの機械を院内に設置しており、削り出す様子を実際にご覧いただけます。長方形のセラミックブロックが型どおりに削り出されて完成する様子は驚かれる方もいらっしゃいます。
歯科版の3Dプリンタ、まさにデジタル歯科と言えます。
セレックよくある質問Q&A
- 治療費用はどれくらいですか?
- 99,000円です
- 歯科技工によるセラミックインレーやクラウンとどう違いますか?
- 一日でセラミックの歯が入ります
削ったところがよごれる前に治療終了するので虫歯になるリスクが低くなります。歯科技工士による製作はお口の型を取ってから数週間かかりますが、セレックは最短15分程度でセラミック歯が完成します。ただし、周囲の歯に対して厳密な色合わせは出来ないこと、複雑な形態の歯は難しくなりますので、症例やご希望により、歯科技工士によるセラミック歯との使い分けを行っております。 - 1日で治療が可能ですか?
- 本数や症状によりできない事もあります
セレックによる審美治療は、本数や症状(お口の状態)により、治療時間が異なります。今ある銀の詰め物・銀歯の被せ物のやり変え等は、虫歯や歯周病などの病変の有無がポイントとなります。症状のある方は歯の根の治療などを治してからのセラミック歯のセットとなりますので、その日のうちに治療が終わらないことがほとんどです。詳しく診査・診断させていただきます。
セレックによる審美治療の流れ
歯の型採り(光学スキャン)
治療する歯を形成後、お口の中の型取りを行い、取った型をもとに3D光学カメラで撮影(スキャン)します。
スキャンした歯型はモニター上に再現され、そのデータをもとにセラミックブロックの削り出しを行います。
修復部位の設計
コンピュータの3D画面上で修復物を設計します。
モニター上で歯の形態や噛み合わせの調整を、あらゆる角度から行い、理想的な形にしていきます。
設計後は様々な色のセラミックブロックから最適な色のものを選定します。
修復部の作製
ミリングマシンが設計データを基に加工します。
ミリングマシンが(CAM)が、コンピュータで設計されたデータをもとにセラミックブロックを削り出し、修復物を精密に整えていきます。
口腔内へセット
口腔内へセットして治療完了です。
先進的な接着技術を用いて、削り出されたセラミック歯を口腔内へセットします。これで治療完了となります。
なお、Step1からStep4までにかかる時間は、たいていの場合は5日~数週間程度です。
*症例によりお時間をいただくことがございます。