\口元の筋肉を鍛えよう/あいうべ体操
あいうべ体操とは、舌の筋肉をはじめ、口元の筋肉が鍛えられる体操です。
口元を鍛えることで、お口の中の健康にも大きな効果があるため、当院では治療後に行っております。
こんな方へ・こんな効果も
- 口呼吸の予防・改善
- 小顔効果・しわの解消
- 脳の活性化
- 風邪・インフルエンザの予防
ずっと健康でいたい人!今、口を開いている人!
「間違った食事をしても健康な人はいるが、間違った呼吸をして健康な人はいない」
この言葉は呼吸法を提唱しているアメリカ合衆国の健康医学研究者・医学博士「アンドルーワイル博士」の言葉です。それだけ、正しい呼吸は健康に大きな影響を及ぼします。
「お口ぽかん」…口呼吸に3つのリスク
“お口ぽかん”口呼吸に3つのリスク…日本の子供3人に1人が「口唇閉鎖不全症、歯並び・虫歯の悪化、風邪引きやすい」と専門家指摘
①歯並びが悪くなる
②虫歯・歯周病になりやすくなる
③風邪を引きやすくなる
ニュース引用先:FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/articles/-/784053
お口ぽかんは病気になりやすい
対策:まずは口をとじること
そのためには・・・
- 寝る時は、お口のテープ
- あいうべ体操
- 口腔機能訓練のしている歯医者に通う
この3つが大切です。
口呼吸の人の特徴

あごの梅干し

下唇が分厚い

舌に歯形

ブルあご

下唇が出る
子どもの口呼吸とアデノイド顔貌
1868年、デンマークの耳鼻咽喉学者が実験に基づいて口呼吸がアデノイドの原因の一つになることを発見しました。上記画像は、サマンサとケリーという姉妹の有名な分かりやすい画像で、Dr.John Mewという歯科医師による撮影写真です。
2人とも当初は口呼吸だったものの、左の妹は早い段階で鼻呼吸変わった為、アゴの成長が正しくすすみ、キレイな顔立ちになっています。一方で右の姉はずっと口呼吸だったため、出っ歯になり鼻の下が長い顔つきになってしまいました。
口を閉じて鼻呼吸することは、きれいな顔に成長するためにとても大切です。
オーラルフレイルとは?
オーラルフレイルは、口の機能の健常な状態(いわゆる『健口』)と『口の機能低下』との間にある状態にある概念です。オーラルフレイルは、歯の喪失や食べること、話すことに代表されるさまざまな機能の『軽微な衰え』が重複し、口の機能低下の危険性が増加しているが、改善も可能な状態と定義されています。
※出典:オーラルフレイルに関する3学会合同ステートメント
令和6年4月1日
(一社)日本老年医学会、(一社)日本老年歯科医学会、(一社)日本サルコペニア・フレイル学会
オーラルフレイルの人が抱えるリスク
オーラルフレイルをそのまま放っておくのは、とても危険です!
身体的フレイル | 2.4倍 |
---|---|
サルコペニア | 2.1倍 |
要介護認定 | 2.4倍 |
総死亡リスク | 2.1倍 |
※ Tanaka T, Hirano H, Watanabe Y, Iijima K. et al. Oral Frailty as a Risk Factor for Physical Frailty and Mortality in Community-Dwelling Elderly. *J Gerontol A Biol Sci Med Sci*. 2017
筋力が少ない人は舌の力も弱い
(データ:厚生労働省「虚弱・サルコペニアモデルを踏まえた高齢者食生活支援の枠組みと包括的介護予防プログラムの考案および検証を目的とした調査研究」より)
ニュース引用:日経Gooday
https://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100018/
オーラルフレイルは“頑張れば”4週間で改善できます
まずは口呼吸を改善しましょう!歯科医院で検査と管理をしましょう。個人の状況に応じて提示された訓練を、ご自宅等で行っていただきます。まず、お口を閉じましょう。
*POINT:50代の2人に1人が口腔機能低下症
寝る時は、お口にテープ



あいうべ体操
あいうべ体操は、福岡市みらいクリニックの内科医である今井一彰先生が考案した口元の筋肉を鍛える体操です。口に関連する発音や咀嚼などに深く関連する口腔周囲筋群を鍛えることで、口呼吸から鼻呼吸に改善したり、顔のむくみなどの不快症状を改善したりする効果が期待できます。
あいうべ体操で効果がある病気
あいうべ体操後のだ液量変化
風邪罹患は鼻腔内の温度も重要:37℃に近いほうが良い
あいうべ体操とパタカラ体操をどちらも1分間続けました。さて、温度の変化はどうなるでしょう?




あいうべ体操の効果:口呼吸⇒鼻呼吸へ
鼻呼吸に改善した際のベロの位置は「歯の裏」です。実際に舌を上げるのと下げるでは、口呼吸ができないのは、舌の位置が歯の裏にピッタリとくっ付いた状態のときです。
あいうべ体操の効果により、舌が上顎に付くようになり、口呼吸⇒鼻呼吸になります。
ベロ出し3回で、喉元の変化
呼吸の仕方だけで、顔の老け度はこんなに違う


パッと見ただけでも、口呼吸顔と鼻呼吸はこんなに違う!あなたの顔はどちらに近いですか?口呼吸なら今すぐ対策をしなければ万病を招くかも?
あいうべ体操のやり方は次のとおりです

あ:大きく開いて

い:横に大きく

う:口をすぼめて

べ:ベロを突き出す
1回を5秒で1分間で10回、1日最低30セット(「あいうべ」が1セット)




*あいうべ妖怪カードはアキヨシ歯科のオリジナルデザインです。
対策:まずは口をとじること
そのためには・・・
- 寝る時は、お口のテープ
- あいうべ体操
- 口腔機能訓練のしている歯医者に通う
・・・この3つが大切です。